神戸の古着屋HABERDASHERY(ハバダッシェリー)のスタッフブログです！
こんばんは！！ドウモトです！！
本日もたくさんのご来店いただきありがとうございました！！
早いものでもう9月も中旬に差し掛かりいよいよ本格的に秋到来の予感ですねー！！
ハバダは洋服や小物など続々と入荷しており、季節柄洋服はもちろん小物や雑貨をお探しの方も多い印象です！！
先日ご紹介したライターフェアも好評でお問い合わせや見にきてくださる方も多く、個人的にもヴィンテージライター類は大好きな小物なのでライターを見てくださっている様子を見て僕自身も楽しませていただいております（笑）
という事で今日もライターフェアの中から商品をご紹介！！
今日は特にその中から珍しく集まったシガレットケース一体型ライターのご紹介！！
ちなみにライターといえば思い浮かぶのはもちろんタバコ。
タバコの歴史が古いのは周知の事実ですが、一言でタバコといえど、嗅ぎタバコや噛みタバコ、葉巻タバコやパイプタバコに紙巻きタバコなど色々なものがありますね！
今では主流の紙巻きタバコも1900年代初頭はまだパイプや葉巻きの方が圧倒的に多く紙巻きタバコの消費者数は世界的にも10%ほどだったそうで、そこから1950年代にかけて一気にシェアが50%以上と増えて行ったそうですが、言わずもがなタバコにまつわる喫煙具もそういった時代の変化には影響を受けます！
1930年代ごろから後ほど紹介するブランド” Elgin American “や
“RONSON”などのメーカーなどが、それまでも存在していたシガレットケースにライターを組み付けた物を発売して1930〜50年代ごろにかけては特に盛んに作られておりました！！
いつの時代もその頃の需要に合わせて便利な物を組み合わせてより良くしていくのはまさに人の知恵ですね！
ただ、1950年代以降作られてはいたものの価格競争や時代の変化による需要の低下もあり少しずつ見かける事も減ってしまいました。
人に求められて時代が産み出したハイブリッドなアイテムであり、また時代の流れにより消えていったライター付きシガレットケースはまさにヴィンテージアイテムだからこその魅力も詰まったものでもあります！！
という事で長くなりましたがまずはこちらをご紹介！！
1950年代頃のワニ革が貼られたタイプのもの！
メーカーは不明ですが、この時代らしい少しゴージャスで凝った作りが素敵です！
そしてこちらは先程登場したブランド” Elgin American “のもの！
その名も"magic action lite-o-matic lighter"！
1940年代頃のものになります！
何がマジックアクションかというと、蓋を閉めると着火部分のロックが外れて自動的に着火する仕組みになっています！
つまり、
蓋を開ける
↓
タバコを取り出す
↓
蓋を閉める
↓
自動的に着火
↓
タバコに火をつける
と全ての動きが流れるように出来るなんともスマートな作りとなっております！
これもまたこの時代らしい知恵と工夫が詰め込まれた感じがしますね！
ちなみに” Elgin American “といえばヴィンテージのシガレットケースやコンパクト、ロケットペンダントなどの宝飾品でもよく見られるブランドですが、同じく有名なブランドで時計メーカー”ELGIN”とは別物でどちらもイリノイ州エルジン市からきております！
余談ですが、この” Elgin American “と”ELGIN”は1890年代頃一度商標権で揉めており、元々先にエルジン市で高級時計を作って地位を確立していた”ELGIN”に対して” Elgin American “の元の会社が新事業としてエルジン市に時計製作会社を作り”ELGIN”を名乗ろうとしたものの裁判で負けて名乗れなくなったそうな、、、
ただそれにめげずに” Elgin 〜 “とちょっと付け足した名前で時計を作ってたものの時計の質が”ELGIN”に比べて全然良くなく劣悪で、結果名前が似てるのが営業妨害だという事で再び裁判で負け使えなくなってしまいました。
それでもめげずに連邦裁判所にこの問題を持ち込んだ結果、土地の名前で商標権は行使できないとの判決になり最終的には"Elgin American Manufacturing Company"という名前で主にシガレットケースやペンダントや化粧品入れなどを作る形になったそうです！
時計に関しては本体は作らず懐中時計を入れるケースを別の会社に業務委託する形でつづけていたそうな、、笑
長くなるので創設者の過去のエピソードは省きましたが、出身から苦労して上り詰めた方なのでアメリカンドリームを掴み取る貪欲さが伝わるエピソードですね！
さて、そろそろ次の商品紹介へうつります！
お次はヴィンテージライターといえば！の有名ブランドの一つ”RONSON”のもの！！
こちらは1960年代頃のものですが、次に紹介する同じ形の1930年代頃の物の当時のデザインを脈々と受け継いでいるのでどこかアールデコの雰囲気を感じられるデザインとなっております！
そしてこちらは1930年代頃の時計とシガレットケースとライターが一つになったもの！！
これぞまさに時代を物語る当時求められた機能の詰め合わせのようなものですね！！
時計の周りの独特な彫りも素敵です！
ちなみにこちらも余談ですが、ロンソンの生みの親”ルイス・V・アロンソン”は発明家で金属工学や化学にも精通しており在学中に考案した金メッキ法の権利を売って会社を設立したりとかなりのエリートで、後にも過酷な戦場で必要とされる雨風に強いマッチや汚れに強いマッチを開発したりで特許も取っていたりとかなりの経歴の方です！
そんなロンソンも後に出てきた”Zippo”に徐々に押されていき経営も苦しくなり、結果的に今はZippo社に知的財産権も売却して今は会社ではなくブランドとして残る形になりました。
今やZippoといえばオイルライターの代名詞ともなっているほど！
出来たきっかけも有名な話ですが設立者となるジョージ・Ｇ・ブレイズデルが友人が使いにくそうに使っていたオーストラリア製のキャップタイプのライター(ジッポーの蓋が別体になっているようなもの)に蝶番をつけて使いやすくしたのが始まりとなります！
ひょんなきっかけで生まれてシンプルな作りで形もほぼずっと変わらずにあるZippoと、エリートから生み出されそこからさまざまな形の物を生み出していったRONSON
生まれたきっかけや会社としての経歴は全然違いますが、時代の流れの中で生き残っていくものとそうでないものの違いを見つめるのもまたヴィンテージの面白いところですね！！
どちらが良し悪しという意味ではなく、一つ一つ魅力もあるのもまたヴィンテージ！！
…どんどん脱線しながら長くなりましたが、、、、
そんな魅力たっぷりのライター付きシガレットケースがハバダには入荷しております！！
実物を手に取ってみるとそんな魅力をさらに感じられると思うので気になる方はぜひ！！
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営業時間 : 13時～21時
定休日 : 第3水曜日
電話番号 : 078-334-3143
※商品の詳細やお値段等のお問い合わせは、店頭もしくは営業時間内に上記の連絡先までお願い致します。
※DMやお電話でのお取り置き、通販は不可となりますのでご了承下さい。
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《新型コロナウイルス感染症予防及び拡散防止対策におけるハバダッシェリーからのご入店時のお願い》
●体調が優れない方、37.5度以上の発熱がある方のご来店はご遠慮願います。
●入店時には入口のアルコール消毒のご協力をお願い致します。
●店内では可能な限りマスクの着用と咳エチケットのご協力をお願い致します。
《当店としての対策》
●出入口にアルコール消毒とマスクの設置
●スタッフのマスク着用
●店内の換気
●販売スタッフの出勤前の検温(37.5度以上の場合は出勤停止)
このような中でも感染予防をして足を運んで下さる全てのお客様に対して、ハバダッシェリーとして少しでも安心してお買い物を楽しんで頂けますように引き続き頑張ります！
いつも本当にありがとうございます。
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ハバダッシェリーアプリ！！
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ハバダッシェリーの新着情報もアプリで見られますので、ぜひダウンロードお願い致します！！
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