神戸の古着屋HABERDASHERY(ハバダッシェリー)のスタッフブログです!
こんばんは!ドウモトです!!
今日は本当に寒かった!!
最高気温も10度を下回りいよいよ本格的に冬到来のようですねー!!
ただ、寒いのは辛いですが重ね着がガンガンできるこの時期になるとスーツにジャケットに色々と着れて楽しいですね!!
と思うのが一般的な感覚ですが、そんな寒さとは無縁なところでオシャレを楽しんでいる人たちもいます。
赤道直下の国コンゴのオシャレ集団「サプール」
先日NHKの「世界イチバン」という番組でも取り上げられていましたが、彼らは1950〜1960年代のパリ紳士の服装に身を包み街を闊歩する服を愛する人々です。
彼らのルールは3色より多くの色を使わず、シンプルな色の組み合わせの中でよりエレガントに着こなしかっこよくみせること。
彼らの歴史は古く、1940年代頃からもともとフランス領だったコンゴの人々が西洋人の清潔感あふれる紳士服に憧れを抱き、彼らの独自の色彩感で深めていったのが始まりだそうです。
1960年代の内戦で一時は廃れたものの70年代に復活し、武器を持たず着飾ってオシャレをすることで平和を訴えるという形で再び熱を帯びはじめました。
「武器を捨て、エレガントに生きる。」
非暴力主義であり、戦争や武器を否定し、人々に正直に温かに接するサプールのこの哲学には内戦を通ったからこその重みがあると思います。
貧しい生活の中で給料の数ヶ月分ものブランドスーツを買い着飾って街を闊歩する彼らはコンゴの平和の象徴であり誇りでもある。
サプールに限らず、今でこそファッションのスタイルとしてある、ヒッピーやパンク、ロッカーズやモッズなども始まりは、国や世の中に対するアンチテーゼなどから生まれたカウンターカルチャーであり、そこにそのスタイルの格好良さがあると僕は思います。
オシャレをして気持ちを高め、その格好に恥じない立ち振る舞いで街を歩き人々を楽しませる。
着飾るだけが本当のオシャレではないという事を体現している彼らは本当にかっこいいですね!!
服の楽しみ方も色々ありますが、その服装のバックグラウンドを考えながら楽しむのも一つかもしれませんね!!
さて、今日はそんなサプールのような紳士スタイルをより一層際立たせるアイテム「ネクタイピン」を紹介したいと思います!!
タイピンの歴史も古いのですが、厳密にいつ頃から使われ始めたという記述はなく、だいたい1870年頃には刺すタイプのピンが使われていたそうですが、シルクのネクタイを傷つけるということで1920年代までにはクリップタイプが普及していたみたいです。
そんな中、今日紹介するのは1930〜50年代に流行ったクリップタイプなのに貫通タイプっぽくみえる遊び心満載のタイピンです!
こちらの二つは剣モチーフのもの
こちらは弓矢モチーフです!!
最後は貫通型とは少し違いますが鍵と鍵穴のモチーフの可愛いタイピンです!!
タイピンはカフスボタンと同じくいつものネクタイやシャツをオシャレに際立たせるのはもちろんネクタイがズレるのを防ぐなど実用性も抜群です!!
また、先日紹介したネクタイと同様にプレゼントとしてもタイピンはオススメなので、興味のある方はぜひぜひ見にきてみてください!!
それでは明日はマイちゃんとドウモトでお待ちしております!!