動物保護団体アニマルレフュージ関西(ARK)さんについて

神戸の古着屋HABERDASHERY(ハバダッシェリー)のスタッフブログです。




こんにちは、マイです。





昨日、山本さんと杉野さんが動物保護団体アニマルレフュージ関西(ARK)さんに皆様からの募金やご寄付を届けに行ってくれていて。。








水曜日は一応ARKさんのお休みの日で、電話対応などはお休みしているんですが、もちろんながら動物たちのお世話をするのに沢山のボランティアスタッフさんがいらっしゃって。。
なので今回のように直接行くのには対応して下さるそうです。





もう寒くなったし、動物たちの冬支度にむけて、服をきせてもらっている犬がいたり、ネコちゃんとかの柵?網?には透明のビニールを巻いて寒さよけなどをしていたみたいです。私が前の冬に行った時にもコタツがあったりと、なるべく寒くないようにしてあげていました。






ハバダグループを通して皆様からお預かりし、これまでに渡せた募金やご寄付はARKさん宛だけをとってもすごい沢山の量が集まり、しっかりと届けさえていだいております。本当にありがとうございます。





ARKさんからも昨日も皆様にむけての感謝の言葉をいただいております。そして時々、お手紙もハバダッシェリーが代表していただいております。






個人商店であるハバダグループが「できること」を考え、山本さんを筆頭にひたすらやってきて。。
やればやるほど、いっぱい壁はあります。思うこともいっぱいあります。




ARKさんへのハバダグループの活動に限らず、世の中であるボランティア活動や、何かを誰かの為に訴えかける行動など、それをみてどううけとらえるかは人それぞれで、賛否両論の意見があって、全てが正しいわけでもなければ間違えてるわけでもなかったりで。。





例えば病気について知ってもらおうとして行動を起こしていく人に対して、ホントの意味でそれを理解し、伝えていく人もいます。それによって助かる命も絶対にあります。だけど活動に否定的な意見を言っている人がいたとして、必ずしもその意見がただただヤジをいれているわけでもなくて。。





確かに発信源ではホントに考えた行動であったとしても、その活動が広がっていくうちに、病名に異常なまでの警戒心や安易な知識での予防策などもいっぱいでます。面白半分で活動にのっかる人もいます。それだけが注目をあびることもあります。





警戒心を持つなら感染は防げるし、被害は減るから異常なまでの警戒心でも別にいいのではというのは、ホントにその病気に関わってはいないからの場合が多いのだと思います。それかその病気を患っている方の一部に何かで困らされたり悲しまされた経験とかがあるからとか。。





逆にそんな風に安易な知識で警戒心をもたれすぎるその病気の人や、その病気の人を支えるまわりの人はすごく傷つくこともあるんだろうし、症状や原因など、実際に同じ病名でも全てが同じなわけもなく、それによってうまれる偏見や警戒心は、その病気にかかってもホントは人によっては「できる」そんなコトさえも時には奪ってしまう社会のルールをつくる場合もあります。





だから何かの行動をおこすことが必ずしも正しいともいえないのかもしれないです。
チャリティ活動やボランティア活動に否定的なことを言う人がややこしい人なわけでもないですし、その声はすごく大事なこともあります。





ただ、どちらの意見もですが、深く考え受け止め、理解した上での発信が必要だし、そのどっちもの行動をおこす人がいることで、今まで知らなかった病気や世の中におこっている問題、亡くなる命を第三者が知る機会もいっぱいあります。





実際、今ハバダグループがやっているARKさんへの活動も、私はまだお客さんでハバダに来ていた頃に山本さんが始めたモノで。。
どんな場所かどんな感じなのか、どんな風に山本さんは感じたのかなど聞いて、知らなかったARKさんのことを知ることができました。
もともと私は動物が大好きで、沢山の悲しい話も含め他の動物保護の団体さんの話も聞きに行ったり、自分で調べたりはしていたんですが、山本さんから聞くまで知らなかったこともいっぱいあって。。





そしてハバダグループに入社して、ARKさんに連れて行ってもらって、これまで自分の目でみたARKさんは動物保護団体の活動をしている中でもちゃんとしていたり、愛に溢れたスタッフさんが多く、そこでいる動物たちは人間によって傷ついた子が多いはずなのに、すごく優しい目になっていく子が多くて。。





時には、救いきれなかった命が今までにあったこともしっかり聞きました。ARKさんの中にはそこで命をおえた動物たちのお墓もあります。




それでもそこにくる子の多くは虐待を受けていた時より大きく世界がかわりました。




そこにいるだけでもホントは救われている子たちなんじゃないか、ここへの募金や支援の活動だけをしていても世の中の沢山の虐待を受けている動物たちは救われないのでは?
殺処分される子たちは?
ホントは何もこれではかえれないのかも。。
そんなことは当たり前に頭をよぎります。




でもそこで虐待をうけていた頃から世界がかわった多くの子たちは、その施設がなければ救われなかった命ばかりです。
施設を設ける為には沢山の協力がなければ始まらないし、活動を続けることはできません。





一つ一つのそこにある命は全国でみたらほんの僅かです。でもその僅かの今ある命さえ、施設がなければ、ARKさんを知らなければ、救うことはできなくなります。





色んな活動には色んな意見があります。でも起こさなきゃ救えない命が目の前にあるなら私は行動を起こしていきたいと思うし、それによっていっぱい悩まなければいけないのが当たり前だとも思っています。





大きな目と心を持ち、広い範囲で大きな世界の出来事をみるのも大事です。でもだからこそ、例え小さな範囲でも、その目からみえる世界を逃さずとりこぼさずにみていかなければいけないのです。




より広い範囲を考えたら、自分にできることはほんの些細なコト。。
目の前におこることにしかホントは気がつけず、見ているようで見れていないのかもしれない、小さな行動をおこしても大きな世界を見れなきゃ確かに現状は変わらないし変えられない。。




だけどその些細なコトにさえ気がつけなければ、目の前に確かにある動物の命を考えることさえなくなってしまうのかもしれません。





私がハバダグループに入って募金活動として新たに数年前に始めたガチャガチャによる募金も、その中身にいれるお菓子やモノを用意する私たちスタッフのそれぞれ個人のお金を直接ARKさんに寄付した方が、実際はより多くの金額を寄付できます。
でも募金をしてくれて、活動に参加し、意識をむけて下さる方の数には到底かなわないのです。





ガチャガチャというやり方で、遊びみたいに命につながる募金を集めるのは正しくはないのかもしれません。
その時に伝えられることもほんの少しのことだけです。
全員が全員、この活動をよくは思わないはずです。





でもこのガチャガチャをやり始めるまで、ハバダで募金箱だけで集められていた募金より、ガチャガチャ募金を通して集める今の募金の金額は大きくかわりました。
そのお金は命を繋げています。
動物たちにとって少なからずARKさんの中でより良い環境での暮らしにも繋がります。





お客様の中には、このガチャガチャの中身を寄付して下さる方もいてます。
小さな子供が意味を理解し、お小遣いをこのガチャガチャにつかってくれる子も何人もいます。
だからこそ、立ち止まらずにいようと思います。





悔しいほど人間による動物への虐待などは変わらず世の中にあります。もっと罪としてみていかなければならないはずなのに、現状では人のようには動物たちの命は扱われていません。




泣いたってかわらんけど、こうやってブログを書きながらも、悔しくてかわいそうで何回も何回も今までも今も涙がでます。




伝えたいことや感情をここでは書ききれないし、これを見てくれる全ての方に動物への感心をより深く持ってもらうことさえ私にはできません。でもハバダブログを通し、今回何かを感じて下さる方が一人でも多くいれば幸いです。






長くなりましたが、読んでくださってありがとうございます。
そしてハバダグループに募金やご寄付をして下さる全ての方に心より感謝申し上げます。
ありがとうございます、今後ともよろしくお願い致します。