命の重さ、助けて下さい

神戸の古着屋haberdashery(ハバダッシェリー)のスタッフブログです。


マイです。


うちには今年で19歳になる愛猫のルルがいます。


ルルは、私がまだ幼稚園にかよっていた頃に通園途中のドブで必死に助けを求めていた猫でした。


薄汚れた姿なのに、どこか不自然なほど無警戒な優しい瞳。。一ヶ所から動けない姿は自然に育った野良猫とはあきらかに違いました。


飼い主をさがしてもいない…ルルは捨て猫でした。


ルルは私たちの大切な家族となり、一緒に暮らすようになりました。


沢山のお話をしてきました。


小さい頃はケンカもしました。


大切な家族の一員の犬を亡くした時、ともに心から悲しみました。


癒しあい、大切に想いあい、ホントに沢山のことを一緒に経験してきました。


ルルはみんなから愛されるホントにいい子です。


どんなに自分が甘えたくても、他に甘えたい者がいる時は必ず譲ってあげる優しい子。


好き嫌いなくよく食べ、おかげで横にも縦にも大きく育ちました。


ホントに可愛い声でなきます。


トイレの失敗も全くありません。


綺麗な毛並みでしっぽも真っ直ぐ。病気もしません。


そんなルルですが一年前くらいから少し様子はかわり…


相変わらず優しい子ですが、わざと気を引くイタズラをしてみたり、大きな声でなきつづけてみたり、どんどん食べても痩せ出して…もう年だからだとはわかっていても私は病院につれていきました。


血をとるのも困難な細い血管…涙がでました。検査をしても同じ…やはり年だからということ。


それから約一年、ホントに何度も嫌な予感が頭をよぎりました。


ルルはこの1ヶ月くらいで更に老化が進み…


すごく痩せました。でも一日に異常な量を食べます。


声もほとんど出ません。


たちあがるとよろけてうまく歩けません。


尿漏れもあります。


毛がブラシを通してもすぐ固まってしまいます。


ほとんどを眠ってすごします。


元気な時はずっと私にひっついて、私に触れてみたり、じーっと顔をみています。


目が今までと同じようにはあきません。


これらがどういうことを意味するかは考えたくもないし、ここに書きたくもないけど、悔いのないようにルルと生きようとホントに心から思っています。


ルルとの残された時間はどれ程かはわかりません、だけど私にとって間違いなくその時間は無駄にはしたくない大切な宝物です。


命とはとても儚いモノだけど、とても重く、深く、その一つ一つが誰かにとってその人自身の命以上に守りたい大切なモノだったりします。


私は動物の虐待や殺害、保健所につれていく神経、責任をとれず捨てる神経…どうしても理解が出来ません。


虐待や殺害をしながらどんな表情を浮かべ、何を思うのか…


保健所に連れていったらどうなるかもわからないのか…保健所での死を待つまでの扱われ方、殺され方がどんなにも残酷か…


今まで外の世界を知らない子達が急に信じ続けた家族に捨てられたらその後どうなるか…


全てを自分や大切なモノがその動物たちの立場ならにおきかえ考えて欲しいです…。


アニマルレフュージ関西(ARK)さんが発行して配っている冊子で、今の動物達の現状や国の動物に対する在り方など色々書いてあるモノがあります。その最新刊が届きました。


色んな思うことがあると思うのでお願いです、目を通して下さい。


どこにあるかわからなければスタッフにきいて下さい。今回以前のもハバダが関わってきてからの分となりますが店頭にあります。


毎回目をふせたくなるくらいの内容だったりします…だけど最後まで読んで下さい。


自分の力なんかで何か大きくかわるのかなんてそれだけは思わないで下さい。何もやらないと何も変わらずゼロの状態のようだけど、それにより日々繰り返される犠牲はふえ続けていきます。


今はハバダを通してになっても私はできることをしていきたいです。皆様、どうかご協力お願い致します。


長いブログとなりましたが読んでくださった方、ありがとうございました。


少しでも伝わったら嬉しいです。伝わらないのならもっともっと頑張ります。助けて下さい。